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近代のモダンな家にも馴染む「和室」のつくり方
6月20日(火) official

近代のモダンな家にも馴染む「和室」のつくり方

家のデザインは洋風だし、畳の張替えも面倒そうだし、和室はなくても大丈夫そう……。
そんな風に思う方が増えたからか、平成にはすっかり見なくなった和室。実際、畳の供給量はこの20年で、約3分の近くまで減少したそうです。

 

木の家づくりを行うアート・宙には、和室を採用されるお客様が一定数いらっしゃいます。今回は、和室のつくり方の事例をご紹介してみたいと思います。

 

 

■和室導入の判断
和室をつくるかどうかは、目的次第です。客室を和室にしたい。遊びに来た親を和室に泊めたい。小さい子どもが安全に自由に遊べるような和室が欲しい。
和室に馴染んだ世代や、畳であったほうが安心して暮らせる世代は確かにいらっしゃいます。和室を主要空間とするなら、南窓を大きくし陽を取り込みやすく。お昼寝や仮眠などのリラックスペースなら、北側のこもれる場所に。実際の生活に和室の活用イメージがあるお客様に、私たちも和室のご提案をしています。

 

 

■細部の工夫
和室は、畳に座っての生活です。テーブルの椅子に座る生活とは異なり、視点の位置も低くなるので周囲の見え方も違っています。陽の差し込み方を計算した窓の位置や床板、床柱、欄間、違い棚といった和室ならではの造りのデザインや工夫により、趣の演出を意識しています。

 

 

また、腕のいい自慢の職人が揃うアート・宙では、手間暇かかり非常に難しいとされる網代天井や、天然材を生かした落し掛けの取り付けなどで、ワンランクもツーランクも上の、格式高い和室をつくることもできます。

 

 

■畳のいろいろ
その和室の印象を決めると言っても過言ではない畳。近年は琉球畳も人気で、リビングなど部屋の一角に琉球畳を敷き、和スペースを設ける方もいらっしゃいます。琉球畳は正方形でコンパクトなので使いやすい面もありますが、一般の畳と比較し、半畳分ほどの大きさでも同価格なので割高にはなります。

 

 

畳の素材も、い草だけでなく和紙や樹脂などがあります。
樹脂はその優れた耐久性から、ペットのいるお家に用いることがありますが、自然素材にこだわるアート・宙ではほとんど採用しません。
香りや足触り・調湿効果に優れるのはやはりい草で、その寿命はおよそ10年。
和紙はい草より耐久性と撥水性があり、長持ちです。また、日焼けしにくくカラーバリエーションもあります。さらにダニもつきにくくメンテナンスが簡単というメリットから、近年は非常に人気です。

 

 

今回は和室という前提で、そのつくり方や適した素材をお話しました。和の演出は、和室空間だけではありません。
次回は、近代モダンの家にも馴染む「和」の部分的な取り入れ方の実例をご紹介したいと思いますので、お楽しみに!

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