10月に入り、やっと秋らしい気候になりました。
三重県は10月になると、気温が20℃を下回り肌寒さを感じる日も増えてきて、冬に向けた準備を始める時期にもなります。
アート・宙の家づくりで、冬と言えば ”薪ストーブ”。今回は、お家を暖めて冬の暮らしを快適にしてくれる「薪ストーブ」について、お話しましょう。
薪ストーブの魅力
暖房器具の1つに、薪ストーブを選ぶメリットは主に3つ。
・室内や身体の暖まりやすさ
・災害時でも使用できる
・光熱費を抑えられる
遠赤外線の輻射熱により、表面に温風が当たるエアコンや電気ストーブとは違い、身体の芯から温まりますし、ある一部分ではなく部屋全体も暖まり、火を消したあとも気温が降下しにくく、しばらく暖かい状態を保つことができます。
薪さえあれば、災害時の停電でも使用することができます。
天板や炉内で調理ができる薪ストーブもあるので、暖をとるだけでなく、生活への支障は最小限で済みます。
エアコンや電気ストーブなど使用しなければ、当然暖房にかかる光熱費もゼロです。
薪ストーブ導入の費用
薪ストーブの本体と、設置するための必要な工事費を合わせ、150~180万程度をお見積りいただくのが良いでしょう。
ある企業調査によれば、戸建て4人世帯の冬の光熱費は、ひと月あたり19,941円だそう。ひと冬を3~4か月とした場合、20年で120~160万ほどなので、ご家族が多いほど冬の光熱費は抑えられそうです。
薪ストーブを使って調理したりすれば、ガス代の節約にもなります。
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自宅用薪ストーブの種類
自宅用の薪ストーブには、輻射式・対流式・開放式などがあり、国内で生産されるものから輸入品まで、メーカーもさまざまです。当社にご相談に来られる方の多くは、お客様の方であらかじめ「このストーブを!」と決めていらっしゃいます。
輻射式は、遠赤外線を放出し、家中全体を最も暖められるものですが、ストーブ本体が高温になりますので、お子さんやペットなど接触しないよう注意が必要です。
対流式は、冷たい風を薪ストーブ内に取り込み、暖めて外へと送り出す方式で、ストーブ本体が高温になりにくいものが多いです。
開放式は、暖炉タイプのガラス窓などがついていないもので、炎を直にみて楽しむことができます。暖房効果は、輻射式や対流式には劣ります。
設置場所や使用目的によって、選び方は変わるでしょう。
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設置の注意点
室内全体を暖められる薪ストーブは、やはりお家の中心となり大きな空間であるLDKに近い場所に設置するのがお勧め。
煙突の配置や薪の運搬を思えば、外壁側に置くことが多いですが、大きな窓があれば階段廻りなど内側に置くのも良いでしょう。
また、熱がこもっても大丈夫なよう、土間やタイルを敷いたり、珪藻土を塗ったりするなど、床や壁には予め必要なものを施します。
薪の燃焼では、当然二酸化炭素を排出しますが、その量は木が成長過程で吸収する二酸化炭素量と同じとされていて、エアコンや電気ストーブなどを製造して電気を利用し使用するまでに排出される二酸化炭素量に比べれば、環境面に優れています。
当社のつくる「木の家」にマッチする薪ストーブは、インテリア性も高く、冬の暮らしが快適なだけでなくオシャレ!薪ストーブを置きたい!という方は、ぜひご相談ください。