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木の家づくりだからこそ、映えて生きる梁
12月6日(水) official

木の家づくりだからこそ、映えて生きる梁

むき出しになった梁に家の重厚感を感じられるのは、日本の木造建築ならではだと思いませんか?

 

今回は、木の家づくりをしているアート・宙だからこその天井の「梁」にフォーカスして、その種類や役割をご紹介したいと思います。

 

 

■天井や床を支える梁と桁
「梁」と聞くと、天井にあって屋根を支える大事なパーツ、という認識はあると思います。ですが、具体的にどんなものか明確に分かる方はどれだけいるでしょうか。

 

屋根や床を支える役割の横架材には「梁」と「桁(けた)」がありますが、その違いは向きにあります。建物を真上から見たとき、長さが長いほうに渡さるのが「桁(けた)」、その桁に直交になって短いほうに渡されるのが「梁」とされています。
そのため、天井を見上げたとき、むき出しになって横向きに見えるものの多くは「梁」にあたります。

 

■梁の種類
アート・宙の施工事例をご覧いただくと、大梁・小梁・火打梁などが目に付くでしょう。
梁にもいくつかの種類がありますが、大梁とは柱と柱で支えられ、その大梁に支えられるのが小梁です。火打梁は、木造建築の骨組みが台風や地震などの影響で水平方向に変形するのを防ぐために、梁と桁がつくる角の部分にボトルで止め強度を強める梁のことです。

 

 

他にも屋根を支える小屋梁といい、その最も外側の梁は妻梁とも言います。
切妻造の屋根(開いた本を伏せたような二つの傾斜のある屋根の形状)にかかる梁のことで、神社建築などによく見られます。

 

■アート・宙のつくる梁
アート・宙では、空間を広く見せるためリビングダイニング部分を吹き抜けや勾配天井にする事例が多く、自ずと梁はむき出しになるので、その見える梁の仕上げはとても重要!

 

当社の四日市ギャラリーを訪れ、リビングのその梁を見たお客様の何人からは、「こんな風にしたい」とリクエストをいただき、実際に同様の施工を行ったことも。自然な木の輪郭を生かしつつ側面をカットした梁は、この空間にはデザインの一部としても欠かせない大きな役割を担っています。

 

 

■梁に用いる木材の選び方
綺麗にカットされた木材を梁とする場合は、材木店から仕入れますが、太鼓梁のような丸太の自然な形をそのまま生かす木材は、銘木店で買い付けます。太鼓梁があるだけで、唯一無二の空間が完成します。

 

また、一般的にはスギを使用することが多いですが、部屋全体のバランスを考え、あえて白っぽい色で統一感を生み出すためにヒノキを用いることも。木の種類で空間の印象も変わります。
梁には一般にマツも用いられますが、三重県産の資材にこだわった家づくりを行うアート・宙では使用はしていません。

 

 

本来、家の構造上の重要な役割を担う梁。
むき出しになったその梁は、その材質や色・形も踏まえ、家や部屋を印象付けます。
木の家づくりをお考えの方は、ぜひ骨組みの一つとしてだけでなく、どんな梁でどんな空間に仕上げるのか、そのイメージをこのブログを機に考えてみてくださいね!

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