こんにちは。三重県材100%を使用した「木の家づくり」を手掛ける、アート・宙の小椋です。
日本全国の厳選された一流店・名店を紹介し、高級旅館や住宅、飲食やインテリアなど、各業界のブランド価値を伝えるメディア「Japan Brand Collection2026」で、アート・宙をご紹介いただいたことは、改めて「上質な住宅」について考える機会となりました。
上質と言えば、品質がよく機能に優れ、値段や価値が高いイメージですが、現代の住宅の価値観にも、それは当てはまるのでしょうか?
機能・品質の良さ
当社がJapan Brand Collectionの住宅建築・設計事務所部門としてもっとも評価いただいたのは、機能と品質面です。
躯体から家具まで全て熊野の無垢材を使用し、三重の気候や風土に合った家は、自然エネルギーを生かし、健やかな暮らしを叶えるパッシブデザイン住宅です。
さらに、建物と同じ無垢材を使った造作家具は、木の特性を熟知し、その魅力を最大限に引き出す技量を持ち合わせた職人の腕が光ります。
県産の無垢材100%という上質な資材には、価格を伴います。しかしそれは、家そのものへの対価ではなく、その家に住まうご家族全員の、健康で快適な生涯に渡る暮らしの価値なのです。

木の家の魅力
高級感を出すには、大理石を用いるなど高価な資材をふんだんに使えばいくらでもできるでしょう。非日常を味わうホテルや旅館などの宿泊施設であれば、それで良いのかもしれませんが、家は日常です。高級感は快適さとは限りません。
良いデザインの中で暮らしながら、住んでいるだけでワクワクしつつ、リラックスできるお家こそ、上質な家と呼べるのではないでしょうか。木の家は、素足で歩きたくなったり、木の香りを深く吸い込みたくなったり、まるで自然の中にいるような暮らしを叶えます。
木の家は、上質さの持続可能な家だと考えます。無垢の木は、経年劣化で古臭くなるどころか、その色の変色もアンティーク化し、新たな価値が生まれます。ですから、造作家具を含め、空間が統一したデザインの提案は重要です。

ニーズの変化
家は大きく広ければ良い。部屋数も多ければ良い。良い車に乗り、ガレージもあった方が良い。かつては、多くの人がそんな価値観を持っていたと思います。
けれど、家族構成や暮らし方も大きく変わり、小さな子どもがいるから畳スペースが欲しい、親類や友人たちが集まれるようにリビングは広くしたい、出入りするだけの玄関は最小で良い…と、そのニーズはさまざまです。
何を良しとするのか、その価値観は個々で大きく異なり、その個の希望がどれほど叶えられた家でお客様がどれだけ満足できるのかが、上質さと言えるのではないでしょうか。

熊野の無垢材を100%使用することにこだわった当社の家づくりは、これからも決して変わりません。けれど、変化するお客様の暮らしやその価値観には、柔軟に応えていきたいと思っています。
一般的な「上質」の価値に加え、お客様の望まれる暮らしを実現し、いつまでもそれを維持できるような家づくりを目指して参ります。