今年も西日本から順に、桜の開花予報が相次いでいます。1年でもっとも過ごしやすい、穏やかな春の到来ですね。
日本の相対湿度は、平均50%ほどだった冬を過ぎると、3月下旬から夏にかけ、60%、70%…と、次第に高くなります。
お家の中では、やはり水回りに湿気がこもりやすく、カビ対策や除湿に気を使わなければなりませんが、今回は、お風呂やトイレの窓の役割やその必要性について、考えてみましょう。
不要になりつつある窓
省エネ住宅が推奨される近年のお家は、高断熱かつ高気密であることが欠かせません。
除湿でも、密閉された状態で換気扇をまわすほうが効果的ですし、このような点から、お風呂やトイレには無い方が良いとされています。
また、掃除の面からも、窓が無い方が楽なのも間違いありません。さらには、防犯面でも窓が無い方がプライバシーも守られ安心と言えます。

窓があるメリット
お風呂やトイレに窓を取り付けることを希望する方の多くは、採光と通気性を重視されます。
どんなに小さな窓でも、1つあるだけで、日中の電気は必要ないほどの明るさをとることができます。また、開閉できる窓にすれば、湿気を逃がし、風通しのよさはカビ対策にもなります。
窓が無くても機能面に支障がない一方、自然の光と風には、開放感を覚え気持ちの良いリラックス効果があります。

窓が無くてもカビ対策はできる
お風呂などの水回りには、カビが発生しやすい次のような条件がそろってしまいます。
・20~30度の気温
・70%以上の湿度
・皮脂垢や石鹸カスなどのカビの栄養
窓があれば、くもりやすく、よりカビが起きやすい原因にもなりえます。
一般的なカビ菌は、50℃以上の熱で死滅するため、お風呂上りには50℃以上のシャワーを数秒かけると良いとされます。けれどカビは20~30度が発生しやすいため、冷水で冷やした後、密閉し換気扇を回し乾燥させると良いでしょう。

窓を設置する場合、当然そのコストがかかります。窓があることで、断熱気密の性能が落ち、さらに費用面も上がるのであれば、必要ないと考えられる方が近年では多くなりました。
水回りに窓を設けることには、メリット、デメリットがそれぞれありますが、そのデメリットをカバーするような、工夫した家づくりもできます。
たった窓1つのことでも、お風呂もトイレも毎日使う空間です。気持ちよく過ごせる場所として、よく検討してみてください。