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コンパクト化する暮らしと子ども部屋―代表小椋が教える近年の子ども部屋のトレンド
4月15日(火) official

コンパクト化する暮らしと子ども部屋―代表小椋が教える近年の子ども部屋のトレンド

こんにちは。三重県材100%を使用した「木の家づくり」を手掛ける、アート・宙の小椋です。
新年度を迎えた4月。生活が大きく変わるのは、子どもたちでしょう。
小学校に入学した。中学生、高校生になった。クラスが変わった、担任が変わった…。
子どもたちの毎春は、毎年目まぐるしく変化していきますね。

今回は、成長とともに変化するお子さんの暮らしを見据えた家づくりをテーマに、お話してみましょう。

子ども部屋の狭小化

近年の建築トレンドに「ミニマルライフ」や「平屋」が挙げられるように、住宅のコンパクト化は著しいですが、子育て世帯の家づくりでも、子ども部屋が狭小化しています。

かつては6~8畳の子ども部屋が相場でしたが、物価高や土地の事情から、最近では4.5畳ほどで考えられるのが一般的です。中には3畳ほどになることも。

子ども部屋が小さくなるのは、単に土地が狭いからという理由でありません。私たちの暮らし方や、その優先順位が変化したことにも影響します。
例えば、昔は一般的ではなかったランドリースペースやパントリー収納などは、今では需要が高く、共働きで日中家を空ける家では、洗濯を室内で済ませられることは重要ですし、災害への危機管理意識が高まる現代では、備蓄する十分な収納スペースが必要です。

そうした家づくり全体のバランスから、結果的に子ども部屋が狭小化しています。

子ども部屋の部屋数

すでにお子さんがいらっしゃる場合を除いては、子ども部屋を何部屋にするか、悩まれるお施主様も少なくありません。
若いご夫婦お二人が、将来お子さんが生まれることを見越して家づくりなさる場合には、概ね二人のお子さんを想定されることが多いように思います。

ただ、それぞれの個室として二部屋設けるか、広めの一部屋を設け、後に間仕切りできるように設計するか、希望は分かれます。
お子さんの数が未定であれば、一部屋を柔軟に変更できるのは便利ですが、実際には、生まれてくるお子さんの性別や年齢差で、一部屋を仕切って共有することが良いとも限らず、はじめから仕切られた部屋になさるお施主様が多いのが現状です。

子ども部屋の特長

子ども部屋といえば、学習机にベッド、通学カバンや制服、衣類などが収納できる棚やスペースがあるイメージでしょうか。

部屋の狭小化に伴い、学習机もコンパクト化しています。中には、机そのものを子ども部屋には置かず、LDKの一角に設けたカンターや、ダイニングテーブルで勉強するケースも近年の特徴といえます。

収納面でも、大きなファミリークローゼットをつくり、家族みんなの収納を一括することで、子ども部屋には設けない家も増えました。子ども部屋に収納スペースを設けても、扉を付けずロールスクリーンなどで済ませ、コストダウンするようにもなりました。

育休制度が整い、親子がLDKで一緒に過ごす時間が増えたことで、子ども部屋はあくまでお子さんの寝室というような捉え方をしているご家庭も、増えているのかもしれません。

WROTE BYこの記事を書いたスタッフ

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