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アート・宙の家づくりに欠かせない、三重の木-後編・アート・宙×野地木材様
4月18日(火) official

アート・宙の家づくりに欠かせない、三重の木-後編・アート・宙×野地木材様

前回のコラムでは、「三重の木」をテーマに、その特徴などをご紹介しました。
アート・宙の家づくりに欠かせない、三重の木-前編・三重の気候と環境が生むスギやヒノキ

 

今回は、三重県産木材を安定確保するためにお力添えいただいている、野地木材工業様との出会いをお話ししたいと思います。

 

アート・宙の出発点
創業者、石田友忠は設計から営業まで、大手メーカーで30年勤めあげ、独立に至りました。豊富なキャリアを積み上げながらも、我が道を進むことを決意した背景には、「家づくりの進化」がありました。

 

便利さと進化が必ずしも良い家をつくるとは限りません。大手企業だからこそできることもある一方で、風通しの悪さや、「これでいいのか?」と疑問に思うことが増えていったと言います。
そんな時、石田はとある地域工務店が施工する「エアパス工法」を知ります。木造住宅をつくる上で、理にかなったその素晴らしい工法に感銘を受け、「これ1本でやっていこう!」と覚悟を決めるのです。

 

 

厳選された無垢材を求め…
エアパス工法は、機械を使わずに、自然のエネルギーを利用した通気工法になるので、無垢材でなければその良さを発揮できません。そこに建つ家は、そこに育つ木材でつくるのがもっとも環境に適します。エアパス工法を最良な形で実現するために、石田は厳選した三重県産の無垢材にこだわるようになりました。

 

はじめは数社から木材を仕入れていたものの、仕入れ先が異なると、当然ですが木柄が揃わず、使いにくいものでした。仕入れを一本化して、家を建てるのに必要なすべての木材を調達できないものかと考え、熊野の木材を見学に行くと、そこで、現在のパートナー・野地木材様に出会うのです。

 

野地木材が扱う「熊野の木」
日本が誇る世界遺産の1つでもある熊野は、「神々が宿る地」とも言われます。
温暖湿潤なこの地では、木材が育ちやすいだけでなく、油分を含み、年輪幅が細かく、ねじれ・ひねりなどが少ない柔軟かつ、耐久性にすぐれた木材がとれるのです。油分により汚れもつきにくく、ツヤが出るので内装材としても活躍します。

 

野地木材様が加工してくださる木材は、すべての色・香り・柄が揃います。それは単に、素晴らしい木材が手に入るという意味ではありません。野地木材様は、内装材から構造材まで1つの工場で一貫生産しているため、木材の無駄がなく、直接取引をさせていただいていることにより、品質の良い木材を適正な価格でお客様にご提供することができています。100%県産の木材の供給をしてもらうことで、アート・宙が考える本物の家づくりは実現しているのです。

 

想いが一つに
「石田さんの家づくりに対する強い想いに惚れ込みました。」
と、野地様はおっしゃいます。

 

木材を通し、アート・宙とコラボすることにより、おもしろい形が生まれるのではないかという期待感。そして、オーナー様の喜ばれる顔が浮かび、「良い木材で良い家を建ててほしい!」と、野地様は、アート・宙にその願いを託されています。
弊社のこれまで建ててきた400を超える「本物の木の家」は、野地木材工業様とアート・宙の情熱そのものと言えるでしょう。

 

 

家づくりは、建築会社や工務店とオーナー様とで、打ち合わせ、設計・プランニング、そして着工……と進んでいきます。
しかし、その背景には我々と同じように、お客様の新しい家での豊かな暮らしを切に願う、野地木材工業様のような存在があることを皆様に知っていただけたら嬉しいです。

 

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