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アート・宙の家づくりに欠かせない、三重の木-前編・三重の気候と環境が生むスギやヒノキ
4月11日(火) official

アート・宙の家づくりに欠かせない、三重の木-前編・三重の気候と環境が生むスギやヒノキ

ご存じですか?
日本の木材には、針葉樹で19種類、広葉樹で31種類があり、目的ごとに合った木材が、さまざまな場面で使われています。
アート・宙は、こだわりをもって三重県産の木材を使用しています。

今回は、国内に50種類近くある木材の中でも、「三重の木」の素晴らしさについて、皆さんに知っていただきたいと思います。

 

 

木材産地である三重県
三重県は、県全土の約64%が森林です。その中でも、民有林が94%占めており、スギとヒノキを主とした林業地です。
日本三大人工美林の1つとされる尾鷲地域は、全国的にもヒノキの産地として有名で、尾鷲ヒノキは、日本農業遺産にも認定されています。一方スギは、飯高地域が有名で、密植と丁寧な枝打ちによる手入れが行き届き、かつては多くの樽丸が生産されていました。他にも、三杉地域・大台地域・熊野地域などが産地ですが、アート・宙は、この熊野産木材を中心に使用し、家づくりを行っています。

 

熊野産の木の魅力
熊野産の木材は、温暖多雨な気候と良質な森林土壌に恵まれて育つため、強度・耐久性に優れています。
製材した後は、自然乾燥させることで色艶が良く、構造材としてだけでなく内装材としても活用できます。ある意味、木材の二刀流ともいえる、大変魅力的な建材です。植林から始まる育林から運搬まで、そして間伐、山の保全等、その丁寧な手入れや品質管理の賜物なのです。

 

 

アート・宙が三重県産木材を使用する理由
三重県産の木材を使用するのは、それが良いモノだから、お客様にその木で喜んでいただけるからに違いありませんが、また別の側面があるのも確かです。国内の林業は、手間暇かかり人件費がかさむのに、外国産の安い木材が出回ることで国産木材が売れないという悪循環に陥っています。私たちが積極的に国産木材を使うことで、林業の活性化にもつながります。植林に際しても森林を管理することは、土砂崩れなど山で起こりうる自然災害を防ぎ、山が蓄える水をきれいに保つことにつながるのです。

 

さらに、地域材を使うことで、輸送コストを抑え、輸送にかかる燃料なども軽減できるので、結果的に環境保護にもなります。世界が懸命に取り組んでいるSDGSに、私たちは家づくりを通し、兼ねてから貢献しているのです。

 

 

見栄え良くできるだけ価格を抑えた家をつくろうと、どのメーカーさんも企業努力されていますが、コストが高いには高いなりの理由があり、その価値は、購入時にはわかりにくく、その後何年も住んでみなければ実感できないことなのかもしれません。けれど、家は簡単には使い捨てできるような消耗品ではなく、お客様の暮らしであり、人生そのもの。

 

三重県産の木材の魅力が皆様に十分に伝わり、アート・宙が、お客様の健康で豊かな暮らしと、日本の林業に役立つことができればという思いで、創業以来今日まで、「本物の木の家」を建て続けています。

 

私の家づくりへのこだわり「熊野の木材」について

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