家づくりを考えるきっかけの多くは、結婚や出産です。家づくりは、まさに子育ての一環とも言えるでしょう。
建築の専門家であるアート・宙の代表小椋と、教育の専門家である学習塾を運営する株式会社CbyEDTECHの山本代表による対談シリーズ。13回目となる今回のテーマは、夏休みならではの「自由研究と木育」です。
山本:7月後半、子どもたちは夏休みを迎えて、さまざま課題をこなしているのですが、夏と言えば自由研究!
毎年「何をしよう?」とテーマを決めることから悩む子どもたちも少なくないのですが、建築にまつわる何か良いアイディアはないでしょうか?
小椋:当社でも「木育」を掲げ、これまでさまざまな子ども向けイベントや、親子で参加できるワークショップを開催していますよ。
山本:そうでしたね!
アート・宙さんと言えば、わたしは「ちびっこ棟梁」が真っ先に浮かびます。子どもたちにとって貴重な経験になる、とても素敵なイベントだと思います。親御さんにも好評ですよね。
小椋:はい。実物よりは小さいサイズにはなりますが、子どもたちが当社の職人と一緒に木を組み立て上棟する経験ができるので、木に触れものづくりの面白さを体感できる当社独自のイベントです。

山本:親子で参加できるワークショップは木工体験だと思いますが、これまでどんなものを作られましたか?
小椋:木工体験では、現場で出た端材を二次活用していろんな物に挑戦してきました。例えば、お子さん用の小さな椅子。お子さんが大きくなって使わなくなったら、プランターを置いてインテリアとして利用されている方もいるようです。
あとはベンチやサイドテーブルなど小さな家具や、スプーンなどのカトラリーですね。作って楽しいだけでなく、持ち帰って活用できるものは人気でした。
山本:アート・宙さんは三重県産の無垢材を使われているので、親御さんからしても、お子さんが口に入れたり手に触れたりするのも安心ですね。
小椋:そうですね。素材にこだわった家づくりならではのワークショップです。
あと、去年の8月には、お子さん向けにコリントゲームといった木製のおもちゃを作ったこともありましたね。
山本:それはまさに子どもたちには、自由研究にはもってこいの内容でしたね。

小椋:夏休みに親子で何かするなら、木工も良いですが、ぜひ当社が扱っている木材の産地である熊野や尾鷲の森林を見に行ってほしいと思います。三重のその土地でなぜヒノキが有名なのか?とか、どうやって木を取り出しているの?とか、自分の暮らす地域の環境やその保全のことなど、木を通して学ぶ機会にしてもらえると良いのではないかと思います。
山本:小学5年生の社会で、子どもたちはちょうど林業について学ぶ機会があるので、教科書の中の知識ではなく、体感・体験した生きた知識としてレポートにまとめたり、学校で発表したりすると、素晴らしい自由研究になりそうですね!