吹き抜けをなくすと、もう1室つくれます。
皆様こんにちは。営業課の井上です。
本日は、「吹き抜け」について考えてみたいと思います。
家づくりで人気の高い「吹き抜け」の空間。
リビングの上に大きな吹き抜けがある家を見ると、
「開放感があっていいな」
「明るいリビングになりそう」
と、憧れる方も多いのではないでしょうか。
近年の住宅性能(断熱性能・省エネ性能)の基準の引き上げ・向上により、
吹き抜け=冬寒い=電気代がかかる(省エネではない)といった印象はもう無いと
感じていらっしゃる方も多いのではないかと思います。
(もちろん、基準値以下の住宅性能のお家で、むやみに吹き抜けを設けてしまうと、寒いです。)
一方で、同じスペースを2階の床とすれば、プラスワンの洋室や収納として使うこともできます。
「吹き抜けは欲しいし憧れるけど、作る事で2階に希望の部屋数が取れないなら、要らないです。」
というご要望をいただく事も多くあります。
ですので、吹き抜けをつくるかどうかは、単純に「ある方がおしゃれ」「ない方が実用的」という話ではなく、
大切なのは、「限られた建物面積を、どんな暮らしに使いたいか」 なのではないかと考えています。
①リビング上部を吹き抜けにする場合
②き抜けをなくして、プラスワンのスペースにする場合
それぞれのメリットを、実際に暮らす方の目線で考えてみたいと思います。
① リビング上部を「吹き抜け」にする

吹き抜けの一番の魅力は、やはりリビングの開放感だと思います。
一般的なリビングは天井によって空間が区切られますが、
吹き抜けを設けることで視線が2階まで抜け、同じ床面積でも空間を大きく感じやすくなります。
たとえば20帖のLDKがあったとして、
数字だけを見れば同じ20帖でも、通常の天井と吹き抜けのある空間では、
実際に立ったときの印象は大きく変わります。
さらに、吹き抜け上部に窓を設けることで、高い位置から光を取り込めるのも大きなメリットです。
住宅地では、隣家との距離や方角によって、1階の大きな窓だけでは思ったように光を取り込めないことがあります。
そんなとき、2階部分の窓から光を落とすことで、リビングの奥まで自然光を届ける設計も可能になります。
そして個人的に、吹き抜けの良さは「広く見えること」だけではないと思っています。
1階のリビングと2階のホールや個室が完全に分断されず、家族の気配を感じやすいことも魅力のひとつです。
子どもが2階に上がっても、なんとなく気配が分かる。
リビングから声をかけることができる。
家の中に上下階のつながりが生まれることで、家族同士の距離感にも変化が生まれます。
「家族が自然とリビングに集まる家にしたい」
「明るく、開放的な空間を優先したい」
「床面積以上の広がりを感じたい」
そんな方には、「吹抜け」という選択肢はとても相性がいいと思います。
② 吹抜けをなくして「プラスワン」のお部屋にする

一方、吹き抜けにする予定だった部分に床をつくれば、そのスペースをもう1室の洋室や収納として活用できます。
これはかなり大きなメリットではないでしょうか。
家を建てた直後だけではなく、10年、20年先まで考えてみると、
新しい家族が増えるかもしれない。
在宅勤務が増えて、書斎が必要になるかもしれない。
趣味の部屋が欲しくなるかもしれない。
親御さんが泊まりに来る機会が増えるかもしれない。
意外とたくさんの、「かもしれない」があるように思います。
そんな暮らしの変化に対して、「もう1室ある」という余裕は、非常に使い勝手が良いです。
最初から用途を一つに決める必要もありませんので、
お子様が小さいうちは家族共用のフリースペース。
その後は子ども部屋として使用。
お子様が独立したら、書斎や趣味室、帰省の際のゲストルームへ。
このように、家族の変化に合わせて使い方を変えられることが、プラスワンのお部屋を設ける大きなメリットです。
また、意外と重要なのが「収納」です。
家づくりの打合せでは、「できるだけ収納をたくさんつくりたい」というご要望をよくいただきます。
季節家電、布団、旅行用品、子どもの思い出の品など、
暮らし始めてから増えていく物はたくさんありますが、
洋室だけでなく収納スペースまで確保できれば、各部屋に物があふれにくくなり、
結果として1階のLDKもすっきり保ちやすくなります。
ですので、吹き抜けをなくすことは、単に「開放感を諦める」ということではなく、
その空間を、将来使える床面積に変える。
そう考えると、非常に合理的な選択肢でもあります。
「どちらが正解?」ではなく「何を優先する?」
吹き抜け空間か、プラスワンのお部屋か。
つい「どちらが正解なのか?」と考えてしまいますが、
私はどちらにも明確なメリットがあると思っています。
吹き抜けを選べば、
光・開放感・家族のつながりを暮らしに取り込みやすくなる。
吹き抜けをなくせば、
部屋数・収納量・将来の使い方の幅を増やすことができる。
今の暮らしだけではなく、
「10年後、このスペースをどう使っているだろう?」
と考えてみると、自分たちに合った答えが少し見つけやすくなる気もします。
小さなお子さんがいるご家庭なら、将来必要になる個室数を考えてみる。
夫婦それぞれに趣味があるなら、将来の趣味室や書斎として考えてみる。
一方で、部屋数は十分に確保できているのであれば、思い切って吹き抜けにして、
毎日家族が過ごすリビングの心地よさを優先する。
家の面積は同じでも、どこに面積を使うかによって、暮らし方は大きく変わります。
③Tripleなら「吹き抜けあり・なし」を選べます。
ここからは自社商品のご紹介になってしまいますが、
アート・宙の定額制注文住宅「Triple」では、お客様の「暮らしのイメージ」によって、
吹き抜けの有無を選択できるようにしています。※増床分の差額は発生します。

「定額制注文住宅」というと、
「決められた間取りから変更できないのでは?」
と思われるかもしれませんが、
Tripleが大切にしているのは、すべてをゼロから決める自由ではなく、
暮らしにとって大切な部分をきちんと選べる自由です。
同じプランでも、お客様によって暮らし方は変わります。
ぜひご家族の5年後、10年後の暮らしまで想像しながら、自分たちに合った使い方を考えてみてください。