建築旅行 in 金沢
皆さんこんにちは。
設計課の植原です。
処暑を迎えたとはいえ、いまだ暑さが残る毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?
秋が待ち遠しい限りです。
さて、先日のお盆休みに私は金沢に行ってきました。

色々な場所を巡ったのですが、その中でも以前から行きたかった
「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」について書きたいと思います。

「谷口吉郎・吉生記念金沢建築館」は、日本を代表する建築家
谷口吉郎氏の生家跡地に、その息子である谷口吉生氏が設計を手掛け、
2019年に開館した、日本初の建築専門ミュージアムです。

なかでも父・吉郎氏が手掛けた迎賓館赤坂離宮 和風別館
「游心亭(ゆうしんてい)」の常設再現展示は素晴らしかったです。

47畳の広間や立礼席(茶室)が原寸大で組み込まれております。
また、館内の再現展示では、最新のライティングで自然光の差し込みを表現しています。
さらに、実際に水を張った水庭から反射する光が天井にゆらめく効果や、
障子を通した柔らかい拡散光まで、本物そっくりの静寂なもてなしの空間が創出されています。

また、ご子息の吉生氏の手による建物自体も大きな見どころです。

水庭に臨むガラス張りの開放的なラウンジや、静謐な直線美が際立つ展示空間など、
「清らかな意匠」を現代のミニマリズムへと昇華させたデザインが光ります。
1階と2階で親子の建築の違いや共通点を感じることができます。
飾りに頼らず、建築の「比例」を突きつめた端正で簡素な美しさ
究極まで無駄を削ぎ落とした抽象性
「和のモダニズム」に対し、「極限のミニマリズム」
建築そのもので感動させてくれる、美しい空間でした。

金沢散策の際には、極上の空間美を体感しに足を運んでみてはいかがでしょうか。
さてそれでは本日はこれまでにして、明日からも頑張ります。
皆様と一日でも早くお会いできることを楽しみにしております。