石田 友忠
石田 友忠
代表取締役
一級建築士
本物の家づくりを目指して
本物の家づくりがしたい。
私はこの思いを原点に、平成十五年、アート・宙を創業しました。
私の実家は福井県で建築関係の仕事を営んでいたため、将来は家業を継ぐつもりで高校の建築科に進み、地元の設計事務所に就職しました。
地域で高い実績をあげていたその会社は、仕事の依頼は引きも切らず大変忙しい職場でした。
私も二十三歳の若さで大型商業施設の責任者を務めるなど、早い時期から責任ある仕事を次々と任され、無我夢中でこなしていく中で現在の仕事の礎となる設計力、デザイン力を養うことができました。
ところが、入社四年目に起きた父親とのトラブル(喧嘩)から自分自身の人生設計の見直しをすることになり、あるご縁から三重県に移り大手ハウスメーカーに転身。
幸い、前職自体の知識や技術が生き、入社から十年間住宅の現場施工管理と設計をした後、営業職になりました。
仕事を通じて得た様々な知識やご縁もあり、二十年間トップクラスの営業成績を維持することができました。
六人の部下を率いて半年間、毎年全員成約という快挙を遂げたのもいい思い出です。
そのまま会社に骨を埋めるのも一つの道でした。しかし五十歳を過ぎた頃から、これまでの経験を総合的に生かせる家づくりに取り組んでみたいという思いが募ってきました。
信頼を寄せている方からの後押しもあり、私は冒頭に記したように、本物の家づくりを追求すべく五十一歳で独立したのです。
建築は芸術。
広い宇宙に無限にその可能性を広げてゆきたいとの思いで、社名を「アート・宙」としました。
エアパス工法で住む人の健康を追求
やるからには、大手ができない家づくりをしたい。独立後のビジョンを模索していた折、私は「エアパス工法」という画期的な建築法に出合いました。
エアパス工法とは、自然エネルギーを利用した究極のエコ冷暖房システムであり、木造の家が本来持っている夏に涼しく冬に暖かいという特性を、空気の循環作用でさらに極めていくものです。
これこそ新時代の住宅と確信した私は、そこに地元で育った無垢の木をはじめとする自然素材を組み合わせ、住む人の心身を健康にし、地域にも貢献できる家づくりを追求することにしたのです。
おかげさまで、当社の家は高い評価をいただき、会社設立から十五年で二百九十棟を設計施工。二十人の社員を抱え、年商も九億に届くまでになりました。
一棟一棟、自分の家だと思いながら心を込めてつくり上げた家を、お客様に引き渡す時の感動は格別です。
当社は今後もお客様一人ひとりのために、世界に一つだけの家をつくり続けること。この原点を貫いていく考えです。
アート・宙 スタッフ